予防歯科

【知られざる予防歯科の
3つのメリット】

①歯の健康維持

予防歯科で定期的に歯科医院に通うと歯の健康を維持することができます。歯の健康を維持できると、以下のようなメリットがあります。
虫歯や歯周病のリスクを減らす（痛い思いをしなくていい！）
早期に歯や歯茎の異常を発見して、歯のダメージを最小限に抑えることができる
（歯を抜くという事態を避けられる）
歯の寿命を延ばす（８０歳を超えてもおいしいご飯が食べられる）

痛い思いをしたくない、歯を抜いて、入れ歯を入れたくない、８０歳になってもずっと美味しいご飯を食べたい、予防歯科はこういった嫌な思いをしないために、そして、ずっと美味しいご飯を食べるための幸せに貢献します。

②全身の健康への影響

お口の中が不健康だと噛む力も低下し、胃などに負担がかかって消化器にもダメージが加わります。
さらに歯周ポケットから歯周病菌が血管に侵入し、心臓など全身への感染リスクが上がります。
さらにお口の中が健だと、顔の見た目も良く、食事をおいしく楽しむことができます。また、歯がしっかりと噛めると、転倒や骨折などのリスクを低減することもわかってきています。
予防歯科はこういった全身の健康に大きく貢献してくれます。

③健康資産への貢献

歯が悪くなってから歯医者にかかると、すでに状態が悪化しているため、治療費がかさみますし、通院期間も長くなります。そして厄介なことに治療しても予防を怠ればまた再発します。また悪くなってから通うということを繰り返していると、だんだんと歯は悪化していくばかりで、新しい被せ物などにかかる治療費もどんどんかさんできます。
予防歯科は定期的に通うのでもっと費用がかかるんじゃないの？と思われがちです。
でも実際は、お口の状態が常に良い状態で保たれるので、被せ物などをやり直して必要がなくなり、結果的には費用を抑えられます。

【予防歯科って何をするの？？】

①PMTC

PMTC（Professional Mechanicl Tooth Cleaning）は、歯科医師や歯科衛生士が行う専門的なクリーニングです。
保険で行う治療では、歯石を除去して、歯磨き指導を行なったりして、歯周病などを予防しますが、自費診療であるP M T Cはお口の中のバイオフィルムを徹底的に落としてくれることが特徴です。
専門の磨く医療機器で歯の表面のバイオフィルムを落としていきます。

バイオフィルムは、お風呂のヌメヌメのようなものです。バイオフィルムは、歯垢が細菌と結合して固まった塊のことです。歯の表面にぴったりと密着しています。
そのためP M T Cを歯医者さんで受けることで、ヌメヌメを毎回リセットすることができます。
リセットすることで、汚れがつきにくくなるので、虫歯や歯周病リスクを軽減できます。
定期的に歯医者さんに通ってスケーリングなどの治療を受けていても、歯石は落とせても、強固にへばりついたバイオフィルムまでは落とすことは難しいです。
バイオフィルムは歯磨きが苦手な方はすぐについてしまいます。
定期的に通っているものの、どうしても歯磨きが苦手な方にはおすすめです。
保険で歯周病治療をしたものの、徹底的にバイオフィルムを除去してお口の中をキレイにリセットしたい方はぜひP M T Cを受けましょう。

②シーラント

予防歯科で積極的に行ってほしいのがシーラントです。
シーラントとは、歯の溝を樹脂で埋める治療法です。
歯の溝は、汚れがたまりやすい場所です。特に、生えたての歯は溝が深く、ケアをしないと虫歯になりやすくなります。シーラントで溝を埋めることで、虫歯のリスクを減らすことができます。
また、シーラント治療は歯を削ることなく、虫歯の進行を防ぐ効果があります。
ただし、削って詰めるわけではないのでシーラントは取れてしまいます。
ですから定期的に歯医者さんで予防歯科として通院してシーラントを受けることで、虫歯リスクを軽減できます。
シーラント治療は、虫歯予防に効果的な方法です。
お子さんであればシーラント治療は保険診療で受けることができるので、ぜひ歯医者さんで積極的に受けましょう。
また、大人では、シーラントは保険診療で受けることができません。ですが、どうしても歯の形的に溝が深い方がおられます。できる限り自分の健康な歯を維持したい大人の方はぜひ自費治療でシーラントを受けるのもおすすめです。

③フッ素塗布

虫歯は、歯の表面に付着した虫歯菌が酸を出して歯を溶かすことで起こります。フッ素は、歯を溶かされにくくする効果があります。
歯の表面をキレイにした後に特に大きく効果をもたらします。
歯の表面をキレイにすることで、より歯にフッ素が取り込まれやすくなり、歯の再石灰化を促します。
歯の質が弱いお子さんや、虫歯になりやすい方は、定期的にフッ素塗布を受けることをおすすめします。